事業者情報と特商法ページ

「事業者情報」では、あなたの事業者としての基本情報と、公開ページに掲載する「特定商取引法に基づく表記」の方式を設定します。個人クリエイターの方は、氏名や自宅住所を公開せずにコミュニティを運営することもできます。この記事では、設定の手順と公開ページでの見え方を説明します。

前提として、販売の当事者はあなた(運営者)です。ナカーマは場と決済・配信のしくみを提供する立場で、売り買いの契約は運営者と会員のあいだで直接成立します。したがって、商品の内容や価格の決定・発送・イベントの開催・予約の対応・お問い合わせへの返答は、運営者ご自身の責任で行っていただく形になります(利用規約の第7条)。事業者情報の登録は、その立場をお客様に示すためのものです。

1. 事業者情報を登録する

コンソールの「設定」→「事業者情報」を開き、事業者名・代表者名・住所・連絡先を入力します。この画面を開けるのはオーナーと管理者だけです(ヘルプ記事「運営メンバーと権限」)。ここで設定した情報は、特定商取引法に基づく表記や、会員向け領収書の発行者情報として使われます。

販売を始めるために必要なのは3つです。事業者名(会社名・屋号・個人名)、住所メールアドレス。この3つだけで、代表者名と電話番号は任意です(ラベルに「(任意)」と付いているものが任意の項目です)。そろっていないと、プランや有料商品の販売を開始できません(販売系の画面に案内が出て、その場から設定画面へ移動できます)。

この3つは、次の項で選ぶ表記の方式に関係なく必要です。プラットフォーム代替表記を選んで住所を公開しない場合でも、登録そのものは必須です(開示請求があったときに開示できるようにしておくためで、画面のヒントにもその旨が出ます)。「代替表記にすれば住所は要らない」ではない点にご注意ください。

同じ画面に「返品・キャンセル(返品特約・任意)」の記入欄があります(2,000文字まで)。ここに書いた内容は、公開ページの特商法表記に「返品・キャンセルについて」として、そのまま(改行も残して)掲載されます。未入力なら、その欄ごと表示されません。チケットの申し込み画面では、買い手が「注意事項・特定商取引法に基づく表記に同意します(キャンセル・払い戻しの取り扱いは主催者の定めによります)」にチェックして進むため、あなたの取り扱いをここに書いておくと、買い手はその場で読めます。入力欄には記入例が薄く表示されますが、これは例示だけで保存はされません。ご自身の運用に合わせて書いてください。

事業者情報の基本情報を入力する画面

あとで「プラットフォーム代替表記」を選ぶ場合も、この登録は必要です。代替表記にすると、あなたの氏名・住所は特商法のページに公開されませんが、次の2つで使われるためです。

  • 開示請求があったときの開示内容:代替表記は「請求があれば遅滞なく開示する」こととセットの方式です。
  • 会員へ発行する領収書の発行者名:領収書には発行者を書く必要があります。

「公開したくないから入力しない」ではなく、登録はしたうえで、公開のしかたを次の手順で選ぶと考えてください。

2. 特商法表記の方式を選ぶ

有料販売を行うコミュニティの公開ページには「特定商取引法に基づく表記」のページが用意されます。その販売事業者欄の表示方法を、2つの方式から選べます。

特商法表記の方式を選ぶ(通常表記/プラットフォーム代替表記)と、返品・キャンセルの記入欄
  • 通常表記:上で設定した事業者名・住所・連絡先を、そのまま特商法ページに掲載します。法人や屋号で活動している事業者向けです。
  • プラットフォーム代替表記:販売事業者欄にプラットフォーム運営者の情報を代替表示し、あなたの氏名・住所は公開しません。かわりに「販売事業者情報は請求により遅滞なく開示します」と表示され、開示請求は専用フォームで受け付けます。個人クリエイター向けです。

3. 公開ページでの見え方

プラットフォーム代替表記を選ぶと、公開ページの特商法表記は次のようになります。あなたの氏名・住所は掲載されず、開示請求の導線が表示されます。なお、このページへのリンクは公開ページの一番下(フッター)に常に表示されます。コミュニティ名の下に「特定商取引法に基づく表記」として1本だけ置かれるので、閲覧者はどのページからでもたどり着けます。メニューに自分で追加する必要はありません。

公開ページの特商法表記(プラットフォーム代替表記)

閲覧者が「事業者情報の開示を請求する」から請求を送ると、コミュニティへの問い合わせとして届きます。請求があった場合は、遅滞なく開示する運用が前提の方式です。届いたスレッドの件名は「販売事業者情報の開示請求」で固定されています(請求する方が書き換えることはできません)。ふつうの問い合わせにまぎれても、この件名で見分けられます。通常の問い合わせと同じ扱いなので、オーナーへのお知らせメールと通知センターにも出ますヘルプ記事「問い合わせ・フォーム受信箱の使い方」)。この方式は「請求があれば遅滞なく開示する」ことと引き換えに氏名・住所を伏せる仕組みですので、届いたら早めに対応してください。

この請求フォームが出るのはプラットフォーム代替表記のときだけです。通常表記では事業者情報がページに載っているため、開示請求の窓口そのものがありません。

「返品・キャンセルについて」は、どちらの方式でも掲載されます(返品の条件は、氏名・住所を公開するかどうかとは別の話だからです)。掲載位置は「商品代金以外の必要料金」のすぐ下です。

4. 会員向けの請求元表記

同じページの「請求表記」では、会員への購入完了メールや決済確認画面に表示する「請求元」の名義を選べます。既定はプラットフォーム名義(ナカーマ)で統一され、コミュニティ名や運営者名は表示されません。ブランドを前面に出したい場合は、コミュニティ名の表示に切り替えられます。

この選択は、購入者のクレジットカードの利用明細に出る名義にも反映されます。既定のままなら「NAKAAMA」だけが表示されます。コミュニティ名を表示にすると、うしろにあなたのコミュニティのURL(英字の部分)が大文字で付きます。たとえばURLが haruno-music なら「NAKAAMA* HARUNO-MUSIC」のようになります。カード明細には長い名前を入れられないため、13文字を超える分は切り詰められますsuper-long-community-name なら「NAKAAMA* SUPER-LONG-CO」)。日本語のコミュニティ名がそのまま出るわけではない点にご注意ください。明細を見た購入者が「これは何の支払いだろう」と迷わないよう、購入画面にも同じ表記が事前に案内されます。実際の見え方はカード会社・決済事業者の仕様によって多少変わります。

請求表記(会員向けの請求元)の設定

特商法表記の「プラットフォーム代替表記」とあわせて使うと、公開ページにも会員向けの請求表記にも本名を出さずに運営できます。