解約と引き止めオファー

有料プランの会員が解約しようとしたとき、「引き止めオファー」を使うと、クーポンを1度だけ提示して継続をうながせます。「価格が高い」という理由で離れそうな会員に、割引という選択肢を差し出せる機能です。この記事では、オファーの設定方法と、会員側の解約フローでの見え方を説明します。

1. 引き止めオファーを設定する

まず、オファーに使うクーポンを用意します。オファーには限定配布用のクーポンを使います(作り方は「クーポンを作って配る」を参照)。用意できたら、左メニューの「プラン」を開き、右上の「設定」ボタンから「解約引き止め」を選びます。開いたウィンドウで、提示するクーポンを設定します。

解約引き止めオファーの設定ウィンドウ
  • オファーするクーポン:限定配布用のクーポンから1つ選んで「保存する」を押します。
  • 「オファーしない」も選べます:未設定なら引き止めオファーは表示されず、会員は通常どおり解約に進みます。この設定を変えられるのは、オーナーと管理者のロールです(ヘルプ記事「運営メンバーと権限」)。
  • クーポンが使えない状態になると、黙ってオファーが出なくなります:設定したクーポンを削除した・「有効」のチェックを外した・有効期限が過ぎたときは、オファーの画面ごと飛ばされ、会員はそのまま最終確認へ進みます(エラーにはなりません)。設定は残るので、クーポンを直せばまた出るようになります。クーポンの期限を切ったまま忘れると、引き止めが静かに止まりますので、期限を決めるときはこの設定も見直してください。
  • 受け取りは1会員1回まで:一度オファーを受け取った方には、以後もう提示されません。ただし受け取らずに解約をやめた方には、次に解約しようとしたときにまた提示されます(受け取っていないので、まだ1回も使っていない扱いです)。
  • 受け取った方にはお知らせメールが届きます:「クーポンをお贈りしました」という件名で、クーポンの内容と期限が書かれています。使う場所はマイページの「保有クーポン」です(メールにコードは載りません。この画面から選んで使う形だからです)。

2. 会員側の解約フロー

会員がマイページの「会員情報」タブから解約に進むと、解約理由のアンケート → (条件に合えば)オファー → 最終確認の順に進みます。アンケートは任意で、「回答せずに解約に進む」でスキップできます。選択肢は「価格が高い」「あまり利用しなくなった」「コンテンツに満足できなかった」「一時的な事情(また戻るかも)」「その他」の5つで、ひとことメモも添えてもらえます。「あまり利用しなくなった」「一時的な事情」を選んだ方には、最終確認で「期間の終わりまでは今のプランのまま使えて、そのあとも無料会員として残り、いつでも再開できます」と案内が出ます(戻ってきやすいことを伝えるための出し分けです)。

オファーが表示されるのは、理由として「価格が高い」を選んだ会員だけです。ほかの理由を選んだ場合や、アンケートをスキップした場合は、そのまま最終確認に進みます(無理に引き止める作りにはなっていません)。

解約フローで会員に表示される引き止めオファー
  • 受け取ると継続:「クーポンを受け取って続ける」を選ぶと、プランはそのまま継続され、クーポンは会員の「保有クーポン」に届きます。次回の購入時などに使えます。
  • 解約もいつでも完了できます:「受け取らずに解約に進む」を選べば、そのまま解約できます。オファーは1画面だけで、解約の導線をふさぐことはありません。

値段を理由に離れかけた会員に、割引で戻ってきてもらうきっかけを作れます。まずは限定配布クーポンを1つ用意して、オファーに設定してみましょう。

3. 解約したあとはどうなるか

解約は退会(コミュニティから抜けること)とは別です。解約した会員は無料メンバーに戻り、そのままコミュニティには残ります。

  • 支払い済みの期間の終わりまでは、これまでどおり利用できます。会員のプラン欄には「◯月◯日まで利用できます」と表示されます。
  • 期限が来ると自動で無料メンバーになり、有料プラン限定のコンテンツは見られなくなります。
  • 期限が来る前なら「プランを再開する」で戻せます:解約したあと、公開ページの「プラン」に「◯月◯日まで利用できます」という表示と「プランを再開する」ボタンが出ます。これを押すと、そのまま同じプランの継続に戻ります(マイページの「会員情報」タブにも「解約済みです。◯月◯日まで引き続き利用できます。」と表示されます)。期限を過ぎて無料メンバーに戻ったあとも、通常の加入と同じ手順でいつでも入り直せます。

集まった解約理由は記録として残ります。オファーを提示した数と受け入れられた数もあわせて記録され、まとめて振り返るための集計ページ(「LTV分析」)を準備しています。この集計ページはまだコンソールのメニューに並んでいません(継続率などの数字は、加入から数ヶ月分のデータがそろって初めて意味を持つためです)。公開されたら、そこで引き止めの効き方を確認できます。読み方はヘルプ記事「LTV分析(継続率とコホート)の見方」にまとめてあります。